有限会社プラス建築設計は兵庫県南東部の阪神間を中心に一般住宅と商業店舗の設計・施工を行っております。

1995年に設計事務所を兵庫県西宮市に開設し、2000年に今まで手がけてきた設計の仕事を生かしダイレクトに施工を行えるよう建設業の資格を取得しました。

プランニングからお引き渡しまで建築士が担当する、一気通貫した建築サービスを提供しております。

今回は、アスベストONE導入のきっかけや効果について、代表の松井様にお話をお伺いしました。

ご担当者様：有限会社プラス建築設計　代表取締役　松井 俊哉様

 

■導入の経緯

 

ーまずはみなさまの業務内容を教えてください

私たちは阪神地域を中心に、新築工事の設計から内装・外装問わず住宅建築に関わる改修工事全般を請け負っています。

年間10～20件ほど設計・施工を行っており、施工割合は改修が8割を占めています。

改装のうち約6割が内装工事です。

代表の松井を含め３名で設計・施工を行っており、現場事前調査から手配までは松井を中心に対応しております。

 

ーアスベストONEはどのように知っていただいたのですか？

令和4年（2022年）にアスベスト法改正でレベル3を扱うような少額の工事でも、事前調査結果報告や作業記録・作業員名簿の作成〜保管が義務化されると知りました。

法改正に伴い必要となる書類や記録、さらにそれを最長で40年間も保管しなければならないことを知って、「アスベストの取り扱いは法令遵守で行うべき」という認識は強く持っていましたが、自分たちの知識だけで法令対応できるかどうかは別問題でとても不安に感じていました。

慌てて御社のグループ会社である一般社団法人CERSIが開催する建築物石綿含有建材調査者（石綿調査者）の資格を取得したのちに、御社開催のアスベスト（石綿）無料相談会に参加したところ、「法令遵守がかなう簡単で安心のシステムがある」と紹介してもらったのがアスベストONEでした。

 

ーアスベストONE導入の決め手を教えてください

石綿調査者講習を受講した際、100人規模の講習が常に満員だったので、建設業界全体がアスベストに対して危機感を持っていると感じ、「私たちも早く法令に対応する準備を進めなければ！」と内心かなり焦っていました。

ただ、「早くなんとかしなければ」と焦ってはいるものの、もちろん現場の業務がなくなるわけではないので、具体的にどう準備するべきか分からないまま仕事をこなしているような状態でした。

そんな中でアスベストONEの紹介を受け「法令対応準備をするにはまずこれが必要だ！」とすぐに商品について問い合わせをしました。

法令対応が出来るシステムで、かつ進捗・保管を含めて一元的に施工管理ができると聞き、すぐに導入を決めました。

 

■導入後使用してみて

 

ーご使用いただく中で問題はありませんでしたか？

操作マニュアルやアスベストONE内での説明が分かりやすかったので、アスベストを扱う現場に必要な書類や看板の作成、行政報告まで問題なく使用できました。

法改正当初からアスベストONEを導入していたので、電子事前調査報告（GビズID）をいちから手入力するのにどれだけ時間がかかるか分らないのですが、アスベストONEからGビズIDでの行政報告は30秒もあればで完了するので、かなり早くできているのではないかなと思います。

 

ーアスベストONEを選んで良かったことはありますか？

今回のアスベスト法改正では、作るべき書類はたくさんあるものの指定のフォーマットは特になかったので、必要な情報を網羅した書類や看板のひな形を1から自分たちで作る必要がありました。

ただ私たちは3人とも現場に出ていることが多く、常に事務所にいるわけではありません。ひな形を作成するにも膨大な時間がかかるところだったので、フォーマットに従って入力していくだけで法令に対応した100点満点の書類が自動で作成できて、なおかつパパッと作業が完了するアスベストONEには、本当に助けられました！

アスベストONEは、入力を進めていて間違いがあれば、アラート機能で間違っている項目を教えてくれたり、各項目に説明文がついているので、どんな内容を入力しなければならないのか分かりやすいところも良かったです。

Excelを使って自分たちで書類を作ったのでは、こんな便利な機能はないので、導入してよかったです。

これまで行政向けの助成金などの申請では、提出してから1～2か月後に修正が返ってきて再申請をすることや、わからない項目は都度問い合わせをすることも多かったので、アスベストONEは即時チェックをしてくれる親切なシステムだと感心しています。

 

 

ー御社では、社長自ら現場調査からお客様への説明までされていると伺いました。

はい。法令を遵守してお客様のリスクを防げるよう万全な体制を取るためにも、事前調査や行政報告は当然として、お客様への作業計画や結果報告の説明もしっかりとさせていただいています！

今回、アスベストONEさんから、行政が発行している発注者向けのパンフレットがあると教えていただきました。こんなパンフレットがあるとは知らなかったので、今後はアスベストONEで出力される「事前調査結果説明 」と一緒に添えて、さらにしっかりとご説明していこうと思います。

 

出典：「お住まいの住宅の解体・改修をご検討の皆さまへ（PDF）」（厚生労働省）（file:///C:/Users/yoshi/Downloads/%E6%96%B0%E7%99%BA%E6%B3%A8%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf）
「お住まいの解体・改修をご検討のみなさまへ」https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/person/
2024年6月27日に利用

ーアスベストONEの導入を迷われている方におすすめしたいポイントはありますか？

何より簡単な操作で法令遵守が叶う点が一番のおすすめポイントです。

法令について頭を悩ます時間がなくなり、さらに法令対応が出来ていないリスクもないので、ストレスフリーに現場での業務を進められるようになりました。

業務効率化と法令遵守を同時に叶えたい業者さんには、ぜひアスベストONEをオススメしたいです。

 

掲載のご協力ありがとうございました

法改正向けて常にスピーディーな対応を心掛けている有限会社プラス建築設計様。

実際に訪問させて取材させて頂いた時も暖かく迎えてくださいました。我々EMSは一気通貫の環境サービスを目指して今後とも精進してまいります。