アスベストONEのことがまるっとわかる資料がすぐにご覧いただけます。
株式会社匠工房は、2003年に住宅リフォーム専門会社として創業。滋賀県のリフォーム売上で圧倒的な実績を誇る地域密着型の企業です。元請業者としてアスベスト(石綿)法令を遵守したアスベスト業務管理の体制を社内で構築する中で、アスベストONEをご導入をいただきました。
社内でもアスベスト(石綿)法令対応・コンプライアンス遵守の雰囲気をつくるきっかけにもなったアスベストONEの導入経緯についてお話を伺いました。
ご担当者様:株式会社匠工房 建築事業部 副部長 /山﨑様
事業としてはリフォーム業をメインに、滋賀県を中心に一部他の近畿圏や福井県の方まで担当させていただくこともあります。基本的には個人の戸建てやマンション住宅が多いのですが、飲食店やサロン、病院関係等の店舗の新築・解体・リフォーム業も行なっており、大小合わせると大体年間に2,200~2,300件ほどの工事件数になりますね。
創業時はリフォーム業として事業を行っておりましたが、現在は新築や不動産仲介売買等、多岐にわたって事業を展開しています。
知ったきっかけは本当に偶然なのですが、元々は、アスベスト(石綿)を適正に処分してくれる産廃業者さんを探していたんです。地域密着でお仕事をさせていただいているので、お客様や従業員のためにも、安心して処分を依頼できる業者選びが不可欠でした。
業者選びをする中で、「アスベストの処理に関わる申請もできて、法令対応の管理もできるアスベストONEというシステムがある」と教えてもらったのがきっかけでした。
法律が法律ですし、もちろん法令の改正等で業界的にも注目はされていたので、初めてアスベストONEの営業担当の方とお話しした時は、「当社がどのようにアスベストの処理を含めて法令対応・コンプライアンス遵守を進めていくか」「具体的な運用はどうするべきか社内で整理をしていかなければいけない」というお話をさせていただいたのを覚えています。
周りの企業さんにも「アスベストの対応、実際にはどうして進めていく?」といった話は聞いて情報収集はしていました。ただ、当たり前ですが会社の規模によって対応の仕方が違ってくるので、当時は「自分たちはどういう風に対応していくべきなのか?」という部分で頭を悩ませていました。
ただ、社内では「いずれにせよ法令対応をするために運用フローを構築しなくてはいけない」というしっかりとした意識がありましたので、コンサルタントに依頼をしていたんです。
ハードルになりやすい法令対応のための書類も、Excelのひな形をもらって書類作成をしていたのですが、やはり書類1枚作るにもかなりの時間がかかっていたんです。
正直、大変でした。
現場側も管理側もなるべく手間が少なくなる様に、と考えてフロー構築はしていたのですが、ただ単に運用フローを作れば良い、という事だけではなく、法令に対応した形でのフローを作らなくてはいけないということもあったので、時間も労力もかかっていました。
当時はそこにGビスIDへの事前調査結果の電子報告も手動で入力する必要があったので、本当に大変でした。
そうですね。なるべく手間が少なくなるように各種書類のひな型は作っていたのですが、初めて書類を作成するというのもあり頭の中がゴチャゴチャになっていて、入力時間もかなりかかっていたと思います。
とにかく今回の法令に対応する為には時間も手間もかかることは身をもって実感していたのですが、私たちは中小企業なので新しく専任の人員を配置するということはなかなか難しくて・・・。
ただ、「この手間がかかる申請業務や書類作成をなんとか効率化出来ないか」とは常々考えていたので、アスベストONEについては最初から前向きに導入する方向では考えていました。
いくつかありますが、1番手間がかかっていたGビズIDへの電子報告が楽になったのは大きな効果だと思います。また、石綿事前調査結果の報告だけではなく、工事中に必要な看板や作業計画等も自動で作れるので助かっています。
ただ、なによりも効果があったなと感じるのは、アスベストONEを使っていれば自動的に法令対応に必要なことが段階的に可視化されることです。
「ここまで終わったから、次はあれをしなければいけない」といった事をいちいち考えなくても、アスベストONEにログインすれば「次に作成が必要な書類」が一目で見てわかるんです。
当社は工事件数も多く、協力会社さんも多数いらっしゃいます。いろいろな対応を複数の人員が関わって仕事を進めていくので、元請け・下請けのいずれかが入力する情報や準備するデータに関して、情報が混在していたんです。アスベストONEを使えば自動的にフロー構築も叶うという部分は、大きな効果だったと思います。
入力をする現場担当者からは、「入力するべき項目がぱっと見でもわかりやすいので、入力担当が誰なのかがすぐわかるようになった」「自分で全て判断しなければいけなかったことがシステムがやってくれるので、作業がスムーズ」といった声が上がっています。
当社では、営業担当者がアスベストONEを直接触る事はないのですが、アスベストに対する意識は高まったと感じています。「システムをちゃんと導入して、会社としてしっかり対応していくぞ」という会社の姿勢を社員にも示せたのかなと思っています。
当社では実際に、あえてお客様にしっかりとアスベスト法改正の現状をお伝えした上で、当社ではしっかり対応をしていますと言ったお話しをする様にしています。
今のうちからしっかり社内での運用フローやアスベストの法令対応の社内意識を整えられたからこそ、あえて現状をお伝えすることが出来ています。
「当社ではしっかり対応しています。安心してください!」と、お客様に胸を張って説明できる事が当社のこれからの強みやお客様から選ばれる理由の1つとなり、他社との差別化につながると考えています。
はい。当社と同じ様な規模やそれ以下の規模の会社がとても多く、50人未満ならまだ多い方で中には10人未満や3人でやってますという会社がたくさんいらっしゃいます。
小さい規模になればなるほど、当社も感じていた「人員の準備」というのがかなり難しく人手不足でなかなかアスベストの法令対応まで手が回らない、という声を聞きますし、それが業界の本音だと思います。
実は当社の下請業者が入っている現場にも行政の立ち入り調査が入った、という話も聞いているのですが、このような情報って中々話が広がっていかないんです。だからこそ、私たちから発信をしていかないといけないなと感じています。
「アスベストの法令対応はやらないとマズいよ!」と聞いたことはあって気になっている。でも、自社では対応しきれていない、という会社さんは本当に多いなと。
そのような方たちに当社での取り組みを伝えて業界全体で助けあえればと思っています。
いち早くアスベスト法令に対して万全に対応できる企業になりたいです。
システムを導入したとは言え、どうしても人が全く関わらずに法令対応をするのは不可能なので、社員にかかる負担を限りなく少なくしていきたいなと思っています
工事案件・工事件数を増やして売上を伸ばしながらなるべく手間が取られない体制を取っていく。そのためにも、並行してアスベストへの対応に対する人員の育成・増加をしていきます!